落語が好きなサラリーマンのブログ

1年ほど前に落語を聞き始めました。落語を中心として日々思うことを記録して行きます。

先週なにげなくNHKの日本の話芸を見ていたら、三遊亭歌之介さんが出演していました。

そしてそのまま見ていると普通に落語をやってました!それも古典!

落語番組なので落語をするのは当たり前なのですが、何を言っているのかというと、これまで歌之助さんを10回ぐらい寄席で見たことがあるのですが、寄席で落語を聞いたのは1度だけでそれ以外は全て漫談でした。常に持ち時間の全てを漫談に使って終わり。

そしてその漫談がとてつもなく面白いのです。 寄席なので10分程度の短い持ち時間ですが、その間笑いっぱなしです。そして、漫談ではあるのですが、身近にいる面白い人の話や面白い状況の話などをしていて、よくよく考えると話の本質は落語に近いのかな、とも思わせてくれます。漫談で話していることをそれらしく構成すれば新作落語ができあがりそうな感じ、こういう落語家のスタイルもありなのかな、と思わせてくれる説得力を感じます。

最近はかなりお気に入りの噺家の一人で、寄席の番組表をチェックしているときに、歌之助さんの名前を見ると、寄席に行こうかなと思わせてくれます。

ですので、三遊亭歌之介さん、かなりおすすめです。もし聞いたことがない方がいれば、チャンスがあればぜひ歌之助さんを聞いてもらいたいです。ただ、テレビやCDだと落語のネタをやっていて、漫談の凄さが伝わらないので、行ける方は限定されてしまうと思いますが、寄席や落語会で歌之助さんを聞くチャンスがあれば是非現場に足を運んでもらいたいです。
 

 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
にほんブログ村 

僕の好きな噺家は柳家喬太郎さんなのですが、柳家喬太郎さんはよく新作落語を高座にかけています。以前ブログで書いたハンバーグができるまでも新作落語に分類されます。

落語を聴き始めたときに持った疑問なのですが、新作落語とは何を指すのでしょうか? 対応する言葉である古典落語との違いを僕なりの理解で書いてみます。

ただ、結論からいうと、明確な基準はなさそうです。昔からあって多くの噺家が高座にかける話が古典落語で、最近の噺家が創作した話が新作落語、というぐらいです。 古典落語としては、時そばや目黒のさんまなど、いわゆる落語のネタとして知られている多くのネタが該当し、江戸時代から語り継がれていて作者が不明なネタも多くあります。

一方で新作落語は、創作した噺家だけが高座にかけるケースが多いです。また、最近の噺家が創作したものなので作者は明確なものが多いです。ただ、最近といってもその期間の捉え方は幅広く、明治以降、大正以降、昭和以降、戦後以降、などどの時期のものを新作というかはいろいろな考え方があるようです。

というわけで、新作落語と古典落語を分類する基準はあってないようなものなのですが、個人的な感想を一つ。新作落語は落語のとっかかりとしては非常に良いものだと思っています。設定が現代のものが多いので場面を想像しやすい、古典と比較すると笑いどころが多い、などの理由で落語知識がない初心者でも聞いて素直に楽しめるものだと思います。実際に僕もはじめて聞いたのが新作で、そこから落語に興味を持ち、古典も聞くようになりました。

ですので、落語に興味はあるけどなんだか難しそう、と思っているかたには新作落語と呼ばれているネタを聞いてみるのをおすすめします!
  にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
にほんブログ村

昨日は鈴本の初席に行ってきました。

初席らしく出演者が多くて全て書ききれないですが、落語は、柳家小せん、柳亭燕路、春風亭一朝、春風亭一之輔、桃月庵白酒、柳家権太楼、柳家小三治、柳家喬太郎、柳家三三、でした。見てわかる通りとっても豪華で正月から楽しい時間を過ごしました。

トリの三三さんのネタは二番煎じ。軽く楽しめてとっても良いネタでした。また、話に出てくるお酒やしし鍋もとっても美味しそう。寒いときにこういう話を聞いていると、日本酒飲んで鍋を食べたくなりますね。あと、権太楼さんの代書屋も初めて聴きましたが大爆笑でした。こういう話は権太楼さんにぴったりですね。

新年早々かなり豪華な落語を楽しんできましたが、今年はまだ始まったばかりなので、これからもいろいろな落語会に足を運びたいと思っています。
 
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ