先週なにげなくNHKの日本の話芸を見ていたら、三遊亭歌之介さんが出演していました。

そしてそのまま見ていると普通に落語をやってました!それも古典!

落語番組なので落語をするのは当たり前なのですが、何を言っているのかというと、これまで歌之助さんを10回ぐらい寄席で見たことがあるのですが、寄席で落語を聞いたのは1度だけでそれ以外は全て漫談でした。常に持ち時間の全てを漫談に使って終わり。

そしてその漫談がとてつもなく面白いのです。 寄席なので10分程度の短い持ち時間ですが、その間笑いっぱなしです。そして、漫談ではあるのですが、身近にいる面白い人の話や面白い状況の話などをしていて、よくよく考えると話の本質は落語に近いのかな、とも思わせてくれます。漫談で話していることをそれらしく構成すれば新作落語ができあがりそうな感じ、こういう落語家のスタイルもありなのかな、と思わせてくれる説得力を感じます。

最近はかなりお気に入りの噺家の一人で、寄席の番組表をチェックしているときに、歌之助さんの名前を見ると、寄席に行こうかなと思わせてくれます。

ですので、三遊亭歌之介さん、かなりおすすめです。もし聞いたことがない方がいれば、チャンスがあればぜひ歌之助さんを聞いてもらいたいです。ただ、テレビやCDだと落語のネタをやっていて、漫談の凄さが伝わらないので、行ける方は限定されてしまうと思いますが、寄席や落語会で歌之助さんを聞くチャンスがあれば是非現場に足を運んでもらいたいです。
 

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